・「空腹」こそ最強のクスリ の本に興味がある方
・体の調子が悪い(だるい・眠い・食欲不振などなど)
・食生活を見直したい方
今回は青木 厚さんの著書「「空腹」こそ最強のクスリ 」について説明していきます。
オリエンタルラジオのあっちゃんがやっている、中田敦彦のYouTube大学のチャンネルでも説明があり有名な本になりました。ちなみにあっちゃんも実践しているそうです。
内容としては、本のタイトルの通り「空腹」状態でいることにより、健康、ダイエット効果があり、医学的に正しい食事術を説明した本になります。
健康やダイエット以外にも、「やる気が起きない」「イライラする」「気分の変化が激しい」「すぐ眠くなる」症状を改善することができます。
実際に私も読んでみて、私も始めています。
1日3食を食べないのは無理だと思っていましたが、この「「空腹」こそ最強のクスリ 」は実践できる内容で紹介しているので、とてもやさしい内容の本でした。
今回は本の内容について簡単にまとめました。この記事を読んでみて、さらに詳しく知りたいと思った方は是非本を読んでみてください。
目次
青木 厚さんの著書「「空腹」こそ最強のクスリ 」について
「「空腹」こそ最強のクスリ 」は糖尿病クリニックの院長である、青木 厚さんが書いた本になります。
糖尿病クリニックで数多くの患者さんを診察した経験から考えられた、究極の食事法について説明されている本になります。
本の内容としては「空腹」の時間を長く作ることで、老化の防止、健康、ダイエット、体の不調を改善できることを説明しています。
説明している内容について簡単に説明していきます。
1日3食しっかり食べるのは「食べ過ぎ」
「「空腹」こそ最強のクスリ 」では3食しっかり食べるといろいろな問題が起きてしまうと説明されており、3食たべるのは良くないとされています。
食べる事が大好きな私としては、衝撃的な内容でした。
なぜ1日3食を食べてはいけないかと言うと、1つ目は内臓が休めないからです。
1日3食しっかり食べてしますと内臓が休む時間がなくなるため、食べてはいけないという事でした。
食後、食べた物が胃で消化されるのに平均で2~3時間かかるそうです。
さらに脂肪分が多いものだと4~5時間、消化に時間がかかると言われています。
そして胃から小腸に向けて消化物が流れていきます。小腸では5~8時間かけて水分と栄養素の8割を吸収します。
さらに小腸で吸収されなかった水分が大腸で15~20時間かけて吸収されます。
なので内臓は3食ご飯を食べたらずっと働き続けています。
社会人で例えるとブラック企業に勤めている状態ですね。
例えば朝ごはんを8:00に食べたとして、4時間後の12:00にお昼ご飯を食べる事になります。
そしてお昼ご飯から7~8時間後に夜ごはんを食べたとします。
そうすると朝食べた物が、胃や小腸に残っている状態で、お昼ご飯を食べる事になります。
夜ごはんも同じように内臓に食べ物が残ってる状態で、ご飯を食べる事になり内臓が休む時間がなくなります。
なので1日3食しっかり、決まった時間に食べる事で、体にまだ食べ物が残っている状態で、次の食べ物が体に入ってくるので、「食べ過ぎ」という事になってしまいます。
そして、常に胃に食べ物が入っている状態だと、常に胃が膨らんでいる状態が当たり前になるので、必要以上に食べ物が入るようになってしまいます。
恐ろしい事に胃が膨らんでいる状態だと、「食べ過ぎ」に気が付かなくなり食べる量も増えてしまいます。
そしてずっと内臓は動き続けているので、疲れ切っています。
なので「胃腸を休ませてあげよう」というのが、この本の考え方です。
食べ過ぎるとどうなるの?
「食べ過ぎ」で起こる問題について説明していきます。
病気が起きやすくなる
食べ過ぎる事により、体内の活性酸素が増え、老化や様々な病気を引き起こします。
活性酸素は体内の免疫機能や感染防御の重要な役割を担います。
しかし活性酸素が増えすぎてしまうと、過剰に働いてしまい、細胞障害が起こります。
細胞などを傷つけてしまう事により、肌の老化や、ガンなどの深刻な病気を引き起こす可能性があります。
食べ過ぎで、内臓が弱る
内臓が弱る事により、食べ物から正しく栄養を摂取できなくなります。
栄養が正しく摂取できなくなることにより、肌や髪の毛のコンディションが悪くなったり、疲れやすくなります。
生きていく上で、必要な栄養が正しく摂取できないと、いろいろな問題が起きてしまいます。
そして、胃もたれや、胸焼けが起こりやすくなり、食欲不振にもつながります。
食べ過ぎないようにするためには、本のタイトルのように「空腹」の状態をつくる必要があります。
ここから空腹状態の正しい作り方について説明します。
空腹状態にする方法について
正しいく空腹状態にするためにルールがあります。
やる事はとても簡単です。
『睡眠:8時間 + 空腹:8時間』をつくる事です。これができれば健康が手に入ります。
なぜ『睡眠:8時間 + 空腹:8時間』なのか説明します。
最後にご飯を食べてから、10時間ぐらい経過すると、肝臓に蓄えられていた糖がなくなり、脂肪がエネルギーとして使われるようになります。
さらに最後にご飯を食べてから16時間経過すると「オートファジー」という機能が働きます。
「オートファジー」のおかげで体の調子が良くなっていく仕組みです。
「オートファジー」とは?
最後の食事から16時間経過後、「オートファジー」が機能します。
「オートファジー(自食作用)」とは古くなったなった細胞を内側から取り込み、新しい生まれ変わらせるための仕組みです。
オートファジーにより、体にとって不要な物や、老廃物を分解してくれます。そうすることで、細胞や器官の機能が活性化され健康につながります。
現在ではオートファジーは生活習慣病・感染症の予防、老化防止の効果があると考えられています。
なので、本のタイトル通り、「空腹」こそ最強のクスリとなります。
空腹時間を作るテクニックについて
「「空腹」こそ最強のクスリ 」で16時間の空腹時間を確保するおすすめの方法として、寝る4時間前までにご飯を食べ終わる。
そして8時間睡眠を取り、起きた後4時間後にご飯を食べる。これで16時間の空腹時間ができます。
空腹時間を作るのは、毎日が理想とされていますが、仕事や遊ぶ予定が入っているとなかなか難しいです。
空腹時間を作るのは週1回からでも体のリセット効果があるそうなので、できる範囲でやってみましょう。
空腹時間を作ってる時間帯にどうしてもお腹が空いてしまい、仕事などに支障が出てしまう場合はナッツ類(素焼き)を食べてください。
私は絶対に耐えられないので、ナッツを食べています。
素焼きのナッツを食べても良いとされている理由は、低脂肪で塩分も少なく良質な脂肪があります。
なので、血糖値の急激な上昇を抑えつつ、少量で満腹感を得やすいので、おすすめされています。
ナッツ類はカロリーが高いので心配される方もいると思いますが、本書「「空腹」こそ最強のクスリ 」では、いくら食べても良いとされています。
ナッツをいくら食べても良い理由としては、空腹感に耐えられないのは始めのころだけなので、空腹力が鍛えられるとナッツを食べる量も減り、空腹に耐えられるようになります。
なので、耐えられるまでの一時的な物なので、食べても良いとされていました。
空腹後の食事はいっぱい食べてしまいがちですが、食事の際は何をどれだけ食べてもOKとなっています。
始めた頃はいっぱい食べてしまいますが、慣れると「空腹力」が鍛えられて、食べる量が減っていくそうです。
ナッツをうまく使いながら空腹時間(16時間)を作る習慣を付けて、健康になりましょう。
まとめ
空腹時間を週1回から作ってみましょう。
空腹時間は『睡眠:8時間 + 空腹:8時間』の16時間です。
空腹の時間帯は素焼きのナッツ類は食べてもOKです。
16時間の空気時間が作れれば、内臓が休むことができ、オートファジーの機能が働き、肌がキレイになり、病気・体のだるさ・眠気の予防につながります。
もっと詳しく知りたい方は是非、「「空腹」こそ最強のクスリ 」を読んでみてください。